1. 撮像素子とは何か。
撮像素子とはデジタルカメラにおいてレンズから入った絵を取り込む物です。
フィルムカメラで言えばフィルム,目で言えば網膜とでも言ったところでしょう。
なにで,どう取り込むかによってその絵の表現が変わります。
そして,それぞれのカメラメーカによってその方式は違います。
2. 撮像素子の種類と特徴
主に撮像素子の種類は5つです。
うそです。4つです。
(というのもオリンパスの撮像素子は以下に出てないLiveMOSという撮像素子を使っているので・・・)
ⅰ:CCD
今までで,最も長く使用されているデジタル画像素子。
受光素子で光情報を受け取りまとめて制御回路にかけてA/D変換する。
長所:CMOSに比べ,構造上受光素子の面積をたくさん確保できるので,多くの情報を手に入れやすい。
短所:CMOSに比べ消費電力が大きく。素子が熱を持ちやすい。
ⅱ:CMOS
MOS系撮像素子も歴史は長い。
CCDと違うところは1つ1つの受光素子に光情報の制御回路があるところです。
長所:その特徴からデータ転送の高速化かつ低電力化に優れていてカメラの消費電力が少なくて済む。
短所:やはりCCDにくらべ受光素子部の面積が小さい分,ノイズなどの影響が大きい。
ⅲ:スーパーCCDハニカムSR
富士フィルムの独自規格。
CCDとほぼ一緒だが,8角形のハニカム構造
(ハニカムって6角形じゃなかったっけ?)
になっているため,受光面積が大きくなったとかなんとか。
ⅳ:Foveon X3
名前からして一番最強(笑)
これは,今までの撮像素子はホントに小さな受光素子を市松模様のように並べて(ベイヤー方式)
マクロ的に見ればきちんと絵になるようにしていたのだが,なんとこの規格
3次元構造で青い受光素子の下に緑の受光素子,その下に赤の受光素子
と配置した。これでミクロで見てもフルカラーの色情報を入手できる。
これによって原理的に今までの方式では避けられなかった偽色や色モアレが起きなくなる。
しかし,受光素子の層を順に並べているので下のほうの受光素子では光の量が少なくなってそう。
3. どれがいいの?
好みです。
というのは,それぞれ長所と短所があるわけで各人の好みや写真の撮り方で
撮像素子の決め方は変わります。
それに,カメラはオーダーメイドできるものではないのでこのボディにこの画像素子・・・
とかできません。つまり,カメラを選ぶ判断材料のひとつにしか過ぎません。
それに各社カメラの作り出す絵はそれなりに完成度が高い
(相変わらず僕のE-510君は白飛びばかりしてますが・・・)
ので,ハズレってのはあまりないかと思います。(多分)
でも,個人的にはシグマSDシリーズが搭載してるFoveonX3ですね。
ロマンがあります。
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