2009年9月18日金曜日

画素数と画素ピッチ

最近やたらと画素数の高いカメラが巷では流行っているようですが
画素数ってなに?それって高いほうがいいの?
とか思いませんか。
とにかく最近では
「カメラの画素数が高ければそれだけハイスペック」
では本当にそうなのでしょうかね。見てみましょう。

1. 画素数
画素数とは撮像素子の画素,つまり受光素子の数です。(正確には若干違います)
これが少ないと,モザイク画のようになってしまい,高いと鮮明な画像が撮れます。

2. 画素ピッチ
画素ピッチとは受光素子とその隣の受光素子の間隔のことです。
なので周辺回路などを含めた間隔のことをさすのですが,
一般的には受光部の大きさをさす言葉となっています。
画素ピッチが小さいと受け取る光の情報は少なくなり,
増幅過程などでノイズがバンバン入ります。
大きいとたくさんの情報が入りますが場所をとります。
画素ピッチの計算は
「撮像素子の面積÷画素数」のルート(平方根)
 =画素ピッチ
です。そうするとミクロンオーダーの値が出るはずです。

3. 画素数×画素ピッチ
さて,この画素数と画素ピッチですが,
「画素数×画素ピッチ=撮像素子」のサイズと思ってもらってかまいません。
さて,ここで壁にぶち当たります。
撮像素子のサイズは大きくフルサイズ,APS-C,フォーサーズ,1/1.8型
などがありますが,基本的に撮像素子の大きさが大きくなればなるほど価格が上がります。
つまり
ⅰ画素数を増やし,画素ピッチを犠牲にしてそれなりの価格
(ノイズが完全にノリノリである)
ⅱ画素ピッチを増やし,画素数を犠牲にしてそれなりの価格
(なんつーか拡大するとモザイクになる・・・・)
ⅲ画素ピッチも画素数も増やして価格ヤバイ。&カメラでかい・・・
(カメラでかくて重いしお値段が・・・画質はいいと思われる)
ということですね。
何事もバランスです。

4. まとめ
つまり皆,カメラの画素数ってのにとらわれない方がいいよってことです。
正直,画素数は1000万から1200万画素もあれば十分だと思います。
つかむしろ800万とか600万でもそんなに引き伸ばさなければいけるはず。
カメラのスペックにおいて画素数はあまり気にしなくていいのです。
むしろ画素数がインフレしてる最近のカメラでは画素ピッチを優先したほうがいいかもしれません。
さらに,画像の質を決めるのに処理エンジンや制御回路などもあるので
画素数は本当に気にしないほうがいいです。
むしろ画素数が増えるとデータ容量が増えるのでご注意を!!
画素数
ノイズ多
画質荒い
安価
ノイズ多
まぁ安価
ノイズ多
画質荒くない
それなりの値段
ノイズ普通
まぁ安価
ノイズ普通
それなりの値段
ノイズ普通
高い
ノイズ激少
画質荒い
それなりの値段
ノイズ激少
画質荒くない
高い
ノイズマジ少ない
画質超良い
値段超高い
ちなみに画素ピッチは7ミクロンもあれば画素ピッチは大きいといえます。
↓なお,画素ピッチに定評のある機種↓
Nikon D3(注 50万します^^;) 



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